Ooyala IQの仕組み

Ooyala IQの仕組み

再生中、ビデオプレイヤーからは、レポートと分析用にさまざまなディメンションに沿って記録、集計、集約されたイベントベースのメトリックが送信されます。

いくつかの重要な概念を示したあとに、この概要ではOoyala IQの主要コンポーネントを説明します。

主要な概念

Ooyala IQを理解するうえで、1)ファクト、2)イベント、3)ディメンションの3つの考え方が不可欠です。これらのポイントを下表で説明します。

  1. Ooyala IQで測定されたすべての情報はアセットに関係しています(通常ビデオまたはライブストリーム)。従来のアナリティクス用語では、ビデオはファクトと呼ばれています。個々のビデオには一意の識別番号があり、これを識別子と呼びます。
  2. ビデオが再生されると、ビデオプレイヤーはイベント(“display”“playStarted”、または“complete”)をビデオが存在している間、記録します。ビデオ(事実)や関連するイベントはすべてのメトリックの土台です。
  3. イベントとビデオの各組み合わせには、トラフィックソース、プレイヤー、地域、デバイス等の事実に関連するディメンション(または属性)という定義済みの側面があります

再生中、Ooyala IQは時間内のイベントを下記の定義済みディメンションに沿って記録します。

ディメンション

説明

デバイス

モバイル、タブレット、iPhone、iPodのほか、ビデオが再生デバイスの種類です。

地域

ビデオが再生された国、州、設定されたマーケティング地域などの場所です。

プレイヤー

そのビデオが再生されたビデオプレイヤーです。プレイヤー名は随意定義できます。

トラフィックソース

ビデオの配信元です。

時間

これはイベント発生時を示す「隠された」ディメンションです。全イベントにはシステムが記録するタイムスタンプが明示的に入ります。

Ooyala IQの3つのステップ

Ooyala IQには3つの主な部分があります。あなたは1と3を行い、Ooyala IQは2を行います。

  1. メトリックデータを記録する
  2. データの集約と集計
  3. レポート、分析、データの可視化

本セクションの後半で個々のステップを説明します。

メトリックデータを記録する

最初のステップでは、メトリックを収集するために、再生中に発生した特定のイベント("playStarted""pause"、およびその他)がビデオプレイヤーによって記録されます。これらのイベントは、Hypertext Transport Protocol(HTTP)を使ったRepresentational State Transfer(REST)用アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を経由して送信される「データティック」となります。1つのリクエストで送信された単一または複数のイベントは、pingと呼ばれることがあります。

イベントはイベントストアと呼ばれるデータベースに記録されます。

データの集約と集計

第2ステップでは、Ooyala IQは1日を通じてこれらのイベント由来のメトリックを、日次、月次、年次等さまざまな時間「単位」(またはセグメント)で集計および集約します。

「集約」とは、レポートを高速化できるよう、さまざまなディメンション間の共通集合を事前に演算処理しておくことです。たとえば、集約では、「どの地域でどのデバイスが使われた?」あるいは「どのデバイスでどのプレイヤーが使われた?」という質問が想定されています。これらの「オーバーラップ」は上図の重なっている部分です。

未加工のデータに基づく他のメトリック計算など、これ以外のデータ変換も実行されます。

集約、集計、その他の変換の最終結末が、これら事前演算処理された共通集合を保存するデータキューブです。

レポート、分析、データの可視化

第3ステップでは、メトリックが収集、集計、集約され、そしてデータキューブが生成された後、データを利用できる状態になります。

より関心のあるデータが示す特定の関連性に焦点を合わせることができるよう、いくつかの方法でアナリティクスデータにアクセスできます。

  1. 次のようなGUIがあります。
    • ダッシュボードでは、ほぼリアルタイムに分析ができます。

    • ビジネスインテリジェンスページでは、データのさまざまディメンションによるフィルタリングやその他の加工を行えます。

    • ビデオの詳細ページでは、特定ビデオのメトリック内訳詳細を確認できます。

  2. REST-over-HTTP APIでは、データのダウンロードや独自レポートシステムへのデータ移行を行えます。

マルチディメンション分析を行い、データの共通部分を可視化できます。マルチディメンションとはディメンションが複数という意味です。前セクションでの説明のとおり、「どの地域でどのデバイスが使われた?」あるいは「どのデバイスでどのプレイヤーが使われた?」という質問への答えが必要な場合があります。2つともマルチディメンション分析で答えが出せます。

ディメンションを用いた分析は、前述の事前演算処理されたデータキューブに依存します。

また、フィルターでデータの絞り込みも可能です(こうしたフィルタリングはスライス&ダイスとも呼ばれます)。日付、地域等、さまざまなフィルターを適用し、表示されるデータの量をさらに正確に絞り込むことができます。このように、関心のあるデータのサブセットのみを見ることができます。

データ保持

Ooyalaはデータを最長37か月間保持します。これは現在の月と過去36か月間として計算されます。例えば、今日が2015年1月29日であれば、データは今月始めから現時点(2015年1月1~29日)までと、過去36か月間(2012年1月1日~2014年12月31日)のものが保存されます。Ooyalaは、UIおよびAPIで直近の37か月間の有効なデータに対してクエリを許可します。他のデータはアーカイブされます。どれくらいの過去のデータがv2アナリティクスからOoyala IQに移行されるかに関する情報は、データの移行をご覧ください。

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